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目次
<はじめに>
1.なぜ家族に回復が必要なのか?
2.家族の回復とは?
3.家族介入の流れ
4.薬物依存症回復援助における
  これまでの流れ
5. セルフ・サポート研究所の発展
依存症者を持つ家族の体験談
<体験談>
その1.10年間を振り返って
その2.薬物依存症者と家族の歴史を
        振り返って
その3.カウンセラー・家族・仲間に支えられて
その4.回復の中で気づいた自分自身の
        生きづらさ
その5.依存症者との関わりを通して
その6.回復を通して深まった家族の絆
薬物やアルコールの問題をもつ家族を援助する際、どうして依存症者本人だけではなく、家族に積極的に働きかけることが必要なのでしょうか。本人が依存症という病気を否認し、治療への動機が不十分な段階でも、まず家族が変化し、行動を起こすことで、本人にどのような変化が起きるのでしょうか。本人の依存症の進行とともに、家族はどのように病んでいくのでしょうか。また、家族の回復には何が必要で、どのような過程をたどるのでしょうか。

依存症者をもつ多くの家族の方々が、回復の初期の段階にこのような疑問を感じられるのではないかと思います。通常家族間の関係性はとても深いため、家族の中の誰かに起きた変化は必ず他の家族に影響を及ぼします。このように密接な関係性の中では、誰かが依存症という病気にかかり、病気が進行していく過程において、他の家族は誰一人としてそのことと無関係ではいられません。依存症という病気が本人の心身だけでなく、周囲の人々の心に少しずつ確実に浸食していくのは避けられないことです。だとすれば、本人だけでなく、家族も自身に起きている問題と恐れず向き合い、それぞれの回復の道を歩くことが、本人にもよい影響を与え、結局は回復の早道になるということには納得がいきます。

この体験談は、なんとかして大切な人を依存症から立ち直らせたいと心から願い、家族としてできることを必死の思いで探す過程において、依存症と家族の関係に気づき、その悪循環を断ち切るために学び、葛藤しながら、少しずつそれを実行に移していった人々の物語です。依存症からの回復が大切なことはいうまでもありません。けれども体験談を読み進めるうちに、依存症からの回復と並行して、もうひとつの物語が語られていることにお気づきになることと思います。それは家族それぞれの自立の物語であり、また、家族関係の再構築の物語です。依存症という病気を通して、あまりに密接であるがゆえに個人の自由を奪いがちであった家族関係をもう一度見直し、それぞれが自立の意味を問い直し、もっと親密でありながら互いに自立し自由でいられる家族を目指す希望の物語です。決してひとりではなく仲間がいる。回復は不可能ではない。回復を通して思わぬ人生の贈り物を得ることができる。このようなメッセージが少しでも多くの同じ経験をもつ家族の方々の胸に届くことを願ってやみません。

薬物依存症 家族のためのハンドブック 編集 セルフ・サポート研究所 加藤 力 定価(本体2.000円+税) 送料290円

目次
第1章 薬物依存症とは何か
1、乱用・依存・中毒の違い
2、依存を引き起こす薬物の種類
3、薬物依存症の定義
4、薬物依存症を見分けるポイント
5、薬物依存の2つの悪循環
6、薬物依存症の典型的な症状 「否認」
7、薬物依存症の進行のプロセス
8、薬物依存症を理解するための10の原則
ハンドブック
第2章 薬物依存症の経過とその症状
1、主な薬物の種類と作用
2、薬物の種類による症状の違い
3、薬物依存症による心身への影響
4、覚せい剤依存症/精神病
5、有機溶剤依存症
6、大麻依存症
7、ヘロイン依存症 (含 鎮咳剤依存)
8、コカイン依存症
9、向精神薬依存症
10、アルコール依存症
11、薬物依存症の前に薬物の種類はない
第3章 薬物依存症者の心理
1、なぜ依存してしまうか 
    酔いにおぼれる心の動き
2、薬物依存症者の病前性格
3、薬物依存症によってつくられ助長される心理
第4章 薬物依存症とその家族
1、家族のための自己診断チェックリスト
2、病気の進行にともなう家族の変化
3、薬物依存症者の家族の特徴
4、バウンダリー(境界)
5、家族の態度の変化 ジャクソンの七段階説
6、薬物依存症者の家族の回復過程
第5章 共依存症者とAC
1、病気を支える行動=イネイブリング
2、共依存症とは何か
3、支え手(イネイブラー)の心理
4、イネイブリングをやめると何が起こるのか
5、アダルト・チルドレン(AC)からの回復
6、共依存症、アダルト・チルドレン(AC)
    からの回復
第6章 医療での取り組み
1、医療機関での治療
2、薬物依存症の治療プロセス
3、入院形式の種類
4、病院を見分けるポイント
5、入院させるときに注意すること
第7章 事件としての薬物依存症
1、法律による薬物の取り締まりと罰則
2、知っておきたい基礎知識
3、刑事事件の手続きの主な流れ
4、裁判・弁護の実情
5、薬物犯罪の刑事裁判を治療
    回復へつなげるには
6、本人がつくった借金にどう対応するか
第8章 自助グループとリハビリ施設
1、自助グループとは何か
2、主な自助グループ
3、自助グループは回復にどのように役に
    立つのか
4、回復のプログラム「12ステップ」
5、リハビリ施設とは
第9章 薬物依存症者に対する対応
1、薬物依存症者に対する具体的な対応
2、本人に助言や治療をすすめるときの注意
3、回復につながる3つの柱
第10章 さまざまな依存症と社会状況
1、アディクション(嗜癖)とは
2、さまざまな依存症
3、さまざまな依存症の自助グループ
4、依存症を生む社会状況

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運営責任者 加藤 力
所在地 東京都江東区亀戸3-61-22 尾崎ビル201号室
Eメール mail@selfss.jp
TEL 03-3683-3231
FAX 03-3683-3231
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代表 加藤 力(カトウ リキ)

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